貯蓄初心者におすすめ!財形貯蓄

マインド

こんにちは。初心者マネーブログです。このブログでは、いまさら、人に聞きにくいようなお金にまつわる初歩的な知識を共有していきたいと思います。

【財形貯蓄おすすめな人】

今回のテーマは貯蓄初心者や新社会人にぜひ知っておいていただきたい「財形貯蓄」についてです。この財形貯蓄はどんな時に利用するのが良いのか、財形貯蓄のメリットまたはそのデメリットについてを私の実体験をもとに解説していきたいと思います。私自身、社会人になりたての頃は、手に入ったお金を全て浪費に使っているような生活で、全く貯蓄ができていませんでした。そんな私が貯蓄をするためのきっかけとして利用し始めたのが、財形貯蓄制度です。

  • お金の管理が苦手なひと(家計管理初心者)
  • 新社会人
  • これから大きなお金を使う予定がある(目的と期限が明確)ひと

活用方法については以下でご説明します。

財形貯蓄の使い方

財形貯蓄(一般財形・住宅財形)は企業の福利厚生制度の一環として扱われているので、利用できるか否かについては、企業ごとに変わりますが、多くの方は利用可能なのではないかと思います。
仕組みとしては、あなたが財形での月次の積立額と、ボーナス支給時の積立額を申請すればあとは自動でお金が貯まっていきます。
毎月の給与や、ボーナス支給時に、手取り金から事前に天引きされ提携先の銀行口座に入っていきます。このお金は引き出す場合には、その申請が必要であることと、引き出すには一定期間のリードタイム(待ち時間)があるので、簡単には引き出せないようになっています。この、給与から天引きされる点と、簡単に引き出せないようになっている点が、非常に貯蓄をしていくには重要なポイントになっていますので、ここが自分自身で貯蓄した場合とのおおきな違いになると思います。

なぜ財形貯蓄が貯蓄初心者におすすめなのか

上述した部分をさらに深掘りして、なぜおすすめなのかを詳細化したいと思います。
1点目は、給与から天引きされるという点です。貯蓄初心者や家計管理を気にしたことがない人(昔の私)は、基本的に「銀行に入っているお金=使っていいお金」と捉えていました。カッコつけて言うと宵越しの金をもたないと言うような、先のことを全く考えていないようなお金の使い方でした。自分一人でふらふらと生きている間は人に大きな迷惑をかけないので、問題という問題までは発展しませんでしたが、本当に毎月ギリギリの生活をしていたので、危うく生活するだけで借金をしてしまいそうになったこともあります。
そんな生活をしている人でも、給与から事前に天引きされると、そのお金は「そもそも無かったもの」と考えることができるので、あとは、実際に自分の手元に入ってきたお金でやりくりするようになります。このように本人に意思に関係なく強制的に貯蓄できることが財形貯蓄における大きなメリットだと考えます。
また、「手取り分満額がなくても、生活することができる」という点に気づき、前の記事で書いた通りお金の限界を知ると、本当に必要な支出であるのか、その代金に値する価値が本当に商品には存在するのかを考えるようになり、「収入を意識した支出」ではなく、「妥当な支出であるか」を考えるようになり、見栄消費や浪費による無駄遣いが解消できるようになるのではないかと思います。
もう1点のメリットとしては、「引き出し時に手間がかかる」という点です。これも財形貯蓄ならではだと思うのですが、自分のお金なのに引き出すのには時間がかかるし、申請も上げなければいけない。これは本当に手間なのですが、この手間により安易に口座から現金を引き出すことができなくなっているので、効果は絶大です。出し入れできない銀行口座を持つことで、絶対に無駄遣いできないお金を持つことができます。
最後に、財形貯蓄では、毎月の貯蓄金額、ボーナス時の貯蓄金額を事前に決めておくことができる制度なので、毎月貯蓄する金額が固定化されます。これにより、たとえば1年後に必要なお金を毎月どれくらい貯めなければいけないかが見えるようになるので、大きなお金を使う予定がある方は、この制度利用されると良いと思います。

財形貯蓄をおすすめしない人

財形貯蓄はあくまでも銀行に資金を預けているだけなので、金利はとても低いですし、単純な預金と変わりません。一般財形は引き出し時に預金中の利子に対して課税される、住宅財形の場合は引き出し時に預金中の利子に対して課税対象外になるという違いはありますが、そもそも銀行の利子は微々たるもので、0.0数%程度です。したがって、効率的に貯蓄するためには財形は不向きです。(堅実に確実に貯蓄するための制度なので、効率的な貯蓄は下手)
なので、財形貯蓄をおすすめしない人としては、以下の人が該当します。
・自分で家計管理ができて、貯蓄が自分自身のコントロールで可能な人
・余剰資金でできるだけ資産を増やしたい人

まとめ

財形貯蓄については、家計管理初心者や、新卒社会人など、マネーリテラシーがまだ育っていない方の強い味方になります。
お金を適切に管理することによって、自分の生活の満足度を大きく向上させることができるので、お金をどのように管理すればあなたにとってフィットしているのか、ぜひ考えてみていただけると良いと思います。

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