お金が持つ意味:交換価値
マネーリテラシーをあげるために最も重要、基礎中の基礎だと考えているのが、「お金とは:様々なものに交換可能なもの」この部分です。
我々が生活する中で、食べ物を購入する場合、それらの代金を支払います。また、旅行など何らかのサービスを受けたとき、それらの代金を払います。
そう、お金はモノやサービス、経験などを手に入れるために利用するモノであり、その目的を手に入れるための手段に過ぎない。お金によって手に入れるものが目的なのであって、お金自体は目的・ゴールでは無いのです。
お金は、何かを得るために必要な手段でしか無いということは絶対に忘れないでください。お金を持っているというのは経験やモノを手に入れる権利を多く持っているということを表現しているだけであり、それ以上でもそれ以下でも無いわけです。決してお金が目的・ゴールになってはいけない。お金自体には何の意味もないものであることを理解しなければ、あなたの人生はずっとお金の奴隷になってしまう。今の世の中、お金を持っていることが良しとされていますが、あくまでお金は手段であることを念頭においてください。お金があるから偉い、偉くないではないのです。
お金でモノ・サービスを購入すると:限界効用の逓減
モノやサービスを購入すると、それが生み出す付加価値や効用により、便益がもたらされます。これを多く手に入れるためにお金を多く必要とする人がいるでしょう。
ただし、モノ・サービスに関しては限界効用の逓減という法則があり、満足度は回数を重ねるごとに効用は逓減(効果は低く)なっていきます。つまり、幸せに生きるためには無限のお金が必要なわけではなく、自分がどの程度の満足感を持った生活をしたいのかを明確にすれば、どの程度のお金があれば満足できるのかのラインがわかるわけです。逆にいうと、その判断ができなければ一生お金が足りない状態が続いてしまうものと考えます。
お金を生み出すために:付加価値をつける
お金を得るためには、「誰かの役に立つ」ことを意識してください。
世の中の仕事(合法かつ倫理的であるものに限る)において、誰かの役にたつからお金が儲かるわけです。どこかの誰かが助かったと思えるから、そこに価値が生まれ、そこには利益やお金が生み出されるのです。自分の身の回りにあるビジネスモデルは「誰の何の困り事を助けているんだろう」という視点で見ていると、いいと思います。